2013年6月19日(水)柔和な人々は幸いである

 いかがお過ごしでしょうか。羽生栄光教会の村田寿和です。

 マタイによる福音書の第5章で、イエス様は八つの幸いについて教えられました。イエス様はどのような人々を幸いであると言われるのでしょうか。今日は、三つ目の幸いの教えについてお話したいと思います。
 マタイによる福音書第5章5節をお読みします。

 「柔和な人々は、幸いである、その人たちは地を受け継ぐ。」

 イエス様は、「柔和な人々は幸いである」と言われますが、「柔和」とは「やさしくて、穏やかなこと」であります。では、イエス様が「幸いである」と言われる柔和さ、優しさ、穏やかさは何を源としているのでしょうか。それは自分の罪を悲しむ心とそのような自分が神様によって重んじられていることを信じる心であります。イエス様が「幸いである」と言われる「柔和な人々」とは、自分の罪を悲しみつつ、自分が神様に重んじられていることを知っている人々のことであるのです。自分の罪を悲しむ人々は、他者の罪に対して穏やかに対応することができるようになります。また、自分が神様に重んじられていることを知っている人々は、人から軽んじられても、やさしく対応することができるのです。どうぞあなたも、イエス・キリストの十字架において示された自分の罪と神様の愛を知って、柔和な人となってください。