2013年7月16日(火)神さまの御手の中で

 いかがお過ごしでいらっしゃいますか。田無教会の安田です。
 突然ですが、暗闇の中にいるようだ、底知れない泥沼に足を踏み入れているようだ、と感じたことはありませんか。
 わたしはあります。心やからだを痛めて長い入院をしたときに、あるいは色々な自分の計画が挫折したときに。

 小さな頃、よく川で遊びました。沢ガニをつかまえ、岩の下に手を入れて魚をとるのです。ところが気持ちよく遊んでいる最中に、これはうまくいっていると思っているときに、突然足元が沈むのです。ぐらっ、と揺れたときには、もう足が泥の中にのめり込んでいたり、濁った水の中で溺れかけているのです。力強い手が必要です。ぐいっと引き上げてくれる手。足が泥沼から引き抜かれる、スポンという感覚。

 イエスさまを信じて、イエスさまのお父さまでいらっしゃる天におられる神さまが、わたしのお父さまとなってくださったことを知ってから、この手の確かさのことをいつも感じるようになりました。天のお父さまは、いつでも御手を伸ばしてくださるお方だということを体験してきたからです。
 わたしも、あなたも、暗闇に沈んだように、泥沼に足を踏み入れているように思えても、神さまの御手の及ばないところにいるのではありません。聖書にこう書いてあるとおりです。「主よ…あなたはわたしを知っておられる。…前からも後ろからもわたしを囲み、御手をわたしの上に置いていてくださる」(詩編139編1-6節)。天のお父さまの力強い御手の中で、新しい一歩を歩み出してみませんか。