2013年12月30日(月)忘れずに覚える

 いかがお過ごしでいらっしゃいますか。田無教会の安田です。
 今年もあと二日を残すのみとなりました。師走の慌ただしいひとときですが、心をしずめて、ご一緒に神様の御言葉に耳を傾けてみませんか?
 わたしは牧師になる前に、保育園で働いていたことがありました。大きな保育園でしたので、いくつか年の瀬に忘年会が重なりました。

 あなたは、今年いくつの忘年会に参加しましたか。年を忘れる。あの人この人に対する憎しみがあれば、忘れたほうがよいでしょう。けれども、自分に起こったことも、すべて忘れてしまってよいのでしょうか。
 聖書の詩編に、こう歌われています。「わたしの魂よ、主をたたえよ。主の御計らいを何一つ忘れてはならない」(詩編103編2節)。何一つ忘れてはならない、と天のお父さまはおっしゃいます。

 もし、わたしの恩人がいるとして、その方がわたしを守るために、全力を尽くして働いてくださったので、わたしの毎日があったことを知ったとします。その時わたしは、その人の御計らいを決して忘れまいと思うはずです。是非覚えてください。あなたのこの一年間の毎日は、天のお父さまの御計らいの中にあったのです。
 天のお父さまの御計らいを、思い起こしましょう。忘れずに覚えましょう。いや、深く心に刻み込みましょう。そのとき、あなたの心の中に、あなたを導き続けてこられた、天のお父さまの愛の御心が、きっと見えてくるでしょう。