2013年12月31日(火)時は過ぎ去らない

 いかがお過ごしでいらっしゃいますか。田無教会の安田です。
 いよいよ今年最後の一日が巡ってきました。皆さんの、一年間のすべての日々が守られたことを感謝いたします。

 さて、わたしたちに親しい考え方は、自然に時が流れ去るということではないでしょうか。特に、一年の最後の日を迎えると、わたしたちの心の中には、この考え方が強く浮かび上がってくるように思います。
 「ゆく年くる年」。すべて今までのことは水に流して、新しい年に向かって、心を整えよう。
 しかし、聖書の詩編に、こう歌われています。「主は月を造って季節を定められた。太陽は沈む時を知っている」(詩編104編19節)。

 天のお父さまは、すべてのものの造り主でいらっしゃり、時間をもお作りになられました。そして、季節の移り変わりを定め、朝と昼と夜とを定められたのです。
 ですから、時間はわたしたちの思いのままにはなりません。水に流すことも、なかったことにすることもできません。時間を造られた神様は、その中で起きたすべてのことをご存じでいらっしゃいます。
 水に流すのではなく、天のお父さまの赦しが必要です。天のお父さまが統べ治めておられる時間の中で、新しい年を迎えるためには、イエスさまがお与えくださる、新しい心が必要です。明日、多くの教会で、新年礼拝が開かれます。どうか、教会の礼拝へと一歩を踏み出して、赦しと新しい心をいただいてみてください。