2014年6月24日(火)心を開くことは難しい

 いかがお過ごしでいらっしゃいますか。田無教会の安田です。
 ひとりぼっちだなと思うとき、とても恐ろしくて立ち向かえずに逃げ出してしまいたいとき、「心を閉ざしてしまう」ことがあります。自分を守るために、自分自身の心の扉にカギをかけてしまうのです。
 反対の言葉は、「心を開く」です。「あの人は、いつもオープンマインドだね」などという言い方を聞くこともあります。オープンマインド、うらやましいですね。

 イエスさまの弟子たちが、イエスさまが十字架に死なれた後、自分たちのいる家の戸にカギをかけて閉じこもっていたことがあります。イエスさまが殺されたのだから、自分たちも同じ目にあうんじゃないか。周りの人々を恐れたのです。
 復活なさったイエスさまが、どうなさったか。聖書にこう語られています。「イエスが来て真ん中に立ち、『あなたがたに平和があるように』と言われた」(ヨハネ20章19節)。
 イエスさまは、無理矢理に扉をこじあけたのではありませんでした。ただ静かに、弟子たちが気づくと、真ん中におられたのです。そして、弟子たちの心を、天のお父さまに向け、恐れの心を取り除いてくださったのです。

 イエスさまが、毎日を生きるわたしたちにしてくださるお働き。それは、わたしたちが閉じこもってしまう心の真ん中に、入ってきてくださる、ということです。わたしたちの心の中に、イエスさまがいてくださるなら、わたしたちはひとりぼっちではありません。イエスさま、どうか今日も、心を開いて生きることができるように、心の真ん中にお立ちください。