2014年6月25日(水)言葉を届けることは難しい

 いかがお過ごしでいらっしゃいますか。田無教会の安田です。
 長い結婚生活を送っておられる方々には、まだまだだと言われてしまうかもしれませんが、わたしと妻は、今年で結婚20周年を迎えます。思えば不思議なことです。
 始めのころ、お互いの考え方の違いに、びっくりすることがたびたびありました。それぞれまったく違う環境で育ってきたのですから、当然と言えば当然です。

 考えてみると、わたしたちの生きている場所は、どこであれ、違う環境で育ってきた者同士の集まりです。どうしたら、わたしの言葉は、あの人に届くのでしょうか。確かな言葉はどこにあるのでしょうか。
 聖書にこう語られています。「わたしの口から出るわたしの言葉も、むなしくは、わたしのもとに戻らない。それはわたしの望むことを成し遂げ、わたしが与えた使命を必ず果たす」(イザヤ55章11節)。

 イエスさまは、天のお父さまの望むことをすべて成し遂げ、使命をすべて果たされた、神さまのお言葉そのものです。聖書は、このイエスさまにお目にかかることができる、天のお父さまのお言葉です。聖書を開き、イエスさまにお目にかかること。
 20年のさまざまなときに、この確かな言葉を語り続けてくださった天のお父さまの導きを思い起こします。貧しい言葉が、確かな言葉に向かい合うことによって守られてきたのですね。天のお父さま、どうか今日も、わたしたちに確かな言葉をお語りください。