2014年10月26日(日)喜びを喜ぶ

 いかがお過ごしでいらっしゃいますか。田無教会の安田です。
 子育てをしていると、いくつもの忘れがたい子どもの表情と出会います。まだ隠すことを知らない幼子の表情は、まるで絵本の中の絵のように、飛び出してきて眼の奥に焼き付きます。

 おそらくそういう表情のひとつは、今にも泣き出しそうになってゆがんでいる顔が、とびきりの輝くような笑顔に変わる瞬間だろうと思います。迷子になってしまったという恐ろしさ、悲しさから、お父さんお母さんを発見した時のような。

 聖書の中に、百匹の羊を持っている人が、見失った一匹の羊を探し回るというたとえ話が出てきます。そしてこの人は、一匹の羊を見つけると、とても喜ぶのです。大喜びする。友だちや近所の人まで集めて宴会を開くほどに喜ぶ。そんなことまでしたら、探し出した一匹の羊よりも、もっと高くつくのではないかと思います。

 一匹の羊のために、大喜びする人。それは天のお父さまのことです。そしてわたしは、この大喜びする天のお父さまの顔は、とびきりの輝くような笑顔に違いないと考えているのです。

 あなたを発見したい。見失っているあなたを見つけ出したい。そのことを大喜びしたい。天のお父さまは、そのように願っておられるお方です。
 今日は日曜日、わたしは今日も教会の礼拝に出かけます。お父さまがわたしを見て喜んでくださっているお顔を見つめたいのです。あなたも、喜びを喜ぶ、そんな不思議な体験をするために、礼拝に出かけてみませんか。