2014年10月27日(月)トキノムコウ

 いかがお過ごしでいらっしゃいますか。田無教会の安田です。
 聖書を読みはじめてからの、ひとつの疑問は、「永遠」って何だろう、ということでした。聖書には、「永遠」という言葉がたくさん出てきます。

 小さかった頃は、「永遠」という言葉を聞くと、少し怖いような感じがしたものです。暗いトンネルを走っていて、いつまでもそこから抜け出せないような気持ちになるのです。
 ある時、ストンと落ちる経験をしました。天のお父さまはすべてのものをお造りになられた。この世界に満ちるもの、このわたし、そして時間も。そうだ、天のお父さまは時間もお造りになられた。永遠って無限に続く何かのことなんかじゃなくて、トキノムコウのことなんだ。
 トキノムコウには、天のお父さまだけがおられます。永遠の命とは、天のお父さまが造り出された、復活されたイエスさまのお命のことです。永遠の慰めとは、あらゆる人間の慰めが及ばないような苦しみの深みに届く、天のお父さまの慰めのことです。

 その時から、聖書に「永遠」という言葉が出てくると、励まされるようになりました。わたしたちが生きている時間の中にある何かには、わたしやあなたの、何かがかかわっているでしょう。でもトキノムコウにあるのは、確かで純粋な天のお父さまの命と愛と慰めなのです。
 あなたに、トキノムコウから、天のお父さまが差し出しておられるもの。それは何よりも、永遠の命です。