2014年10月30日(木)声の届く範囲で生きる

 いかがお過ごしでいらっしゃいますか。田無教会の安田です。
 パソコンが我が家にやって来てから、これで20年になります。それからの変化は、驚きの連続です。そして今や、インターネットにいつもつながっていることが当たり前になりました。つながらない環境にいると、こんなに年を取っているわたしでも、なんだか不安になるほどです。子どもたちに至っては、WiFiが飛んでいないことなど考えられないようです。

 時々これでいいのだろうかと考えることがあります。便利なのですが、つながらないことに不安を感じている自分が、ちょっと怖いのです。初めてホームページを作った時に、どれだけの人が見てくれているか、訪問者の数が気になって仕方なかったことを思い出します。自分を認めてくれる誰かといつもつながっていたいという気持ちがあったのです。

 もっと便利になった今、ちょっと怖い気持ちが一層募ります。つながっているとはどういうことなのか、考えさせられてしまうのです。
 そういう意味で、このラジオ録音の時間は、わたしにとって大好きな時間のひとつです。ラジオの向こうにおられる方、パソコンの前におられる方、電話で聞いてくださっている方のことを思い浮かべて、お祈りをし、お話をします。顔を合わすことはないかもしれませんが、とても強い結び付きを感じます。声が届く範囲でのつながり。
 聖書が心に迫るのは、生きておられるイエスさまの声が響いているからだということが良く分かります。