2014年10月31日(金)本当に必要なつながり

 いかがお過ごしでいらっしゃいますか。田無教会の安田です。
 若い頃に出会った本の中に、こういう言葉がありました。「ひとりでいることのできない者は、交わりにはいることを用心しなさい。交わりの中にいない者は、ひとりでいることを用心しなさい」。大きな衝撃を受けました。一人でいることの寂しさに耐えられない人間だったからでしょう。

 一人でいる。交わり、つまり人と人とのつながりの中にいる。このふたつにはどんな関係があるのだろう。長い時間をかけて、わたしの中で分かってきたのは、こういうことでした。イエスさまが、こうお話くださったことがあります。「友のために自分の命を捨てること、これ以上に大きな愛はない」。そしてイエスさまは、わたしを「友」と呼んでくださいました。何がなくなっても、この方がおられれば、わたしは一人立つことができる。それが、一人でいる、ということの意味です。

 でも、自分がイエスさまの友であり、イエスさまがわたしのために命を捨ててくださったことを知ったその瞬間、わたしは必ず多くのイエスさまの友の一人となるのです。それが、交わりの中にいる、ということの意味です。
 イエスさまは、あなたはわたしの友だと、呼びかけておられます。あなたがこのイエスさまの前に、本当に一人で立ってくださるなら、その時、あなたは交わりの中に立っていることをも知るようになります。次の日曜日、どうか勇気を出して、イエスさまの友の集まり、教会に足を運んでみませんか。