2015年3月9日(月)神さまの子ども

 いかがお過ごしでいらっしゃいますか。田無教会の安田直人です。
 息子と読んでいる『子どもと親のカテキズム』という、小さな本のお話しをしています。イエス様を知るための97の問いと答えが、小さな子どもにも分かる言葉で書かれていて、ありがたい本です。

 最初の問いは、「私たちにとって一番大切なことは何ですか」で始まります。答えはこうです。「神さまの子どもとして、神さまと共に歩むことです」。
 私は、神さまの子どもだ。これを知ることが、私たちにとって、一番大切なことだ、というのです。小さな息子にも、年を取ってきた私にも、いや、皆さんの誰にとっても、です。

 コアラの子どもの話を聞いたことがあります。コアラはユーカリの葉っぱだけを食べる動物ですが、実はユーカリの葉っぱには毒があります。それで赤ちゃんは、食べることができません。赤ちゃんは、お母さんが葉っぱを半分消化したものを食べて、そして自分で食べることができるように、なっていくのです。命の受け渡し。不思議ですね。

 神さまの独り子イエスさまが、私のために十字架に死んでくださったことを知り、私を抱きしめて復活のお命を注いでいてくださることを知る。少しずつ少しずつ、命がしみわたってきます。そしてはっきりと分かるのです。イエスさまのお命が溢れて、息づいている私は、神さまの子どもだ、と。
 自分の命がどのようなものか分かる。それは、本当に嬉しいことです。