2015年3月10日(火)神さまと共に歩む

 いかがお過ごしでいらっしゃいますか。田無教会の安田直人です。
 息子と読んでいる『子どもと親のカテキズム』という、小さな本のお話しをしています。イエス様を知るための97の問いと答えが、小さな子どもにも分かる言葉で書かれていて、ありがたい本です。

 最初の問いは、「私たちにとって一番大切なことは何ですか」で始まります。答えはこうです。「神さまの子どもとして、神さまと共に歩むことです」。
 「共に歩む」。いい言葉だな、と思います。小さな子どもは、なかなか親元を離れることができません。親から離れることができるようになっても、しっかり目の中に、親の姿を捉えているものです。そして、遊びに夢中になってしまって、親の姿を見失ったことに気づいた途端、泣き出します。共に歩む親が、子どもには必要なのです。
 離婚家庭で育った自分のこと、また若い頃に働いていた保育園で出会った子どもたちのことを思い出しながら、本当にそうだなあと思います。

 そして、聖書に書かれている、私たちを子どもとしてくださる神さまは、本当のお父さんだ、としみじみ思います。どこを開いても、そこに出てくる登場人物に、「私が一緒にいるから心配するな、勇気を出しなさい」と語りかけてくださるお方。
 神さまは、今日も、あなたと一緒にいてくださいます。一歩一歩の歩みを支え、あなたが見失ったと思っても、あなたを見守っていてくださいます。