2015年6月19日(木)涙がとまらないようなことがあっても

 いかがお過ごしでいらっしゃいますか。田無教会の安田直人です。
 小学生の息子と一緒に読んでいる『子どもと親のカテキズム』という小さな本のことをお話ししています。イエス様を知るための97の問いと答えが、小さな子どもにも分かる言葉で書かれています。

 今日は16番目の問いについてお話ししましょう。こういう問いです。「運が悪いと言ったり、占いを気にしたり、たたりを心配する必要はありますか」。何かひどいことが起こる。何か悪い力が、私に働いているのではないだろうかと考えてしまう。

 でも、この問いの答えは、こういうふうに言うのです。「神さまは…たとえ涙がとまらないようなことがあっても、すべてのことが私たちの役に立つように導いてくださいます」。
 その時には分からないことがある。涙がとまらないようなこともある。けれども、神さまは、そのようなことも、私たちの役に立つように用いてくださる。

 本当にそのとおりです。私にとって、両親の離婚や、家族や自分の病気は、涙がとまらないようなことの、一部分です。でも、今から振り返ると、その経験をさせていただいたので、今の自分があることが分かります。ずっと先から振り返ると、もっと大きなお恵みだったことが分かるでしょう。
 涙がとまらないようなことがあっても、そして今は分からなくても、神さまは、すべてのことをあなたの役に立つように必ず導いていてくださいます。