2015年9月27日(日) ご自分のかたちに似せて

 いかがお過ごしでいらっしゃいますか。田無教会の安田直人です。
 小学生の息子と一緒に読んでいる『子どもと親のカテキズム』という小さな本のことをお話ししています。イエス様を知るための97の問いと答えが、小さな子どもにも分かる言葉で書かれています。
 
 今日は、17番目の問いについてお話ししましょう。こういう問いです。「神さまはどのように人間をお造りになりましたか」。
 私たちはそもそも、どのようなものとして造られたのでしょうか。答えに、こうあります。「神さまは、ご自分のかたちに似せて、…人間をお造りになりました」。ご自分のかたちに似せて。私たちは、子どもが親に似るように、神さまに愛されて、神さまに似るように、造られているのです。

 そんなことを言っても、こんな悪いところも、あんなひどいところもある。自分の姿を見ると、子どもも大人も、がっくりしてしまうことばかりだと思います。でも失望してしまうことはありません。不思議なことに、新約聖書に出てくる、神さまのかたちを取る人間は、ただお一人、イエスさまだけなのです。

 ここに秘密があります。イエスさまを信じて、イエスさまとひとつに結び合わされるなら、私たちは、イエスさまとつながっているのですから、少しずつイエスさまに似た者となります。そして、神さまがお造りになったとおりに、神さまのかたちに似るものとなるのです。
 一人の人間の尊さの根っこには、この聖書の真理があります。