2015年9月30日(水) 心をまっすぐに

 いかがお過ごしでいらっしゃいますか。田無教会の安田直人です。
 小学生の息子と一緒に読んでいる『子どもと親のカテキズム』という小さな本のことをお話ししています。イエス様を知るための97の問いと答えが、小さな子どもにも分かる言葉で書かれています。

 今日は、22番目の問いについてお話ししましょう。こういう問いです。「神さまに背いた人間はどのように歩むようになりましたか」。答えの最初に、こうあります。「心が曲がって」。鋭い言葉だな、と思います。
 
 愛する妻に、愛する子どもに、きちんと向き合いたい。夫として、父親としてそう願っています。ところがそうならないのです。そうならない時、私の心はどこを向いているのでしょうか。自分自身なんだ、と思います。妻よりも子どもたちよりも優先させたい自分自身がいて、本当は相手へと向かうはずの心が、ひんまがって、自分自身に向いてしまうのです。

 神さまに向かう心が、自分へとねじまがる。自分の願いを叶えてくれる偶像を拝むようになります。隣人を愛する心が、自分へとねじまがる。憎んだり、いじめたりするようになります。神さまがお造りになったものへと向かう心が、自分へとねじまがる。自分勝手に使いたくなります。

 イエスさまとひとつに結び合わされて、神さまの子どもとなって、天のお父さまを見上げること。ここに解決があります。
 今日も一日、私とあなたの心が、まっすぐでありますように。