2016年2月2日(火) イエスさまは私の祭司

 いかがお過ごしでいらっしゃいますか。田無教会の安田直人です。
 小学生の息子と一緒に読んでいる『子どもと親のカテキズム』という小さな本のことをお話ししています。イエス様を知るための97の問いと答えが、小さな子どもにも分かる言葉で書かれています。

 今日は、32番目の問いについてお話ししましょう。こういう問いです。「祭司としてのイエスさまのお働きは何ですか」。答えは、こうです。「イエスさまは、祭司として、私たちの罪のつぐないのためにご自分の命を十字架でささげてくださいました。今も、天にあって私たちのためにとりなしていてくださいます。ですから、私たちは、キリストの名によって心をこめてお祈りします」。

 神さまと人間の間に立って、執り成しの働きをする人のことを祭司と呼びます。そしてイエスさまは、完全な祭司なのです。
 イエスさまはまず、罪ある私たちが赦されて、神さまの子どもとなって、父なる神さまの御前に出ることができるように、十字架に尊いお命を献げてくださいました。
 それだけではありません。今、天におられるイエスさまは、私たちの毎日毎日の歩みのすべてを御覧になって、父なる神さまに執り成しをしてくださっているのです。

 このイエスさまの執り成しの完全さを考えると、心が軽やかになります。私たちはイエスさまに執り成されている。どんな時のどんなお祈りでも、イエスさまのお働きによって、父なる神さまの耳に届いている。
 喜びのときも、悲しみのときも、祈って歩みたいですね。