2016年6月29日(水) もはや自分自身のために生きるのではなく

 ご機嫌いかがですか、千葉県八千代市にあります勝田台教会の牧師をしております、坂井孝宏と申します。
 コリントの信徒への手紙の第二の5章15節にこういう御言葉があります。「その一人の方はすべての人のために死んでくださった。その目的は、生きている人たちが、もはや自分自身のために生きるのではなく、自分たちのために死んで復活してくださった方のために生きることなのです。」
 もはや自分自身のために生きるのではなく、というところにポイントがありますね。

 私たちの多くは、自分が何のために生きているのかということに、それほど確かな答えを用意していないのではないかと思います。
 聖書によれば、人はみんな神に望まれ、生まれてきて、神の栄光を表すために生きるんだ。それが、すべての人間の生きる意味なのですが、でもそれが、よく分からなくなってしまったっていうのが罪人の現実なのだと教えられています。

 そしてそんな風に、よく分からないものだから、時に人はうそぶくんですね。自分はただ、自分自身のためだけに生きているんだ。自分の富と、名誉のために生きているんだ、こううそぶきます。でも、その空しさに気付かされている方が、皆さんの中にも、おられるかもしれません。

 「自分のために死んでよみがえってくださった方のため」に生き始めるということのすばらしさを、知っていただきたいと思います。