2017年4月19日(水) オリエンテーション

 おはようございます。綱島教会の小宮山裕一です。いかがお過ごしでしょうか。皆様の1日に、神様からの祝福がありますように。

 4月に入って半分が過ぎました。新しい年度や学期が始まる時にオリエンテーションを行う学校や会社も多いのではないでしょうか。今の時期は、それらのオリエンテーションが終わり、あたらしい場所にも慣れてきたころかと思います。

 このオリエンテーション、すっかりおなじみになっている言葉ですが、キリスト教会由来の言葉だということをご存知の方は珍しいのではないでしょうか。
 オリエンテーションという言葉は、東を意味するラテン語の「オリエンス」に由来します。その昔、太陽が昇る東は大切な方角とされ、教会を東向きに建てたそうです。そこから、ものごとの方向性を定めるという意味のオリエンテーションという言葉ができました。

 教会を東側に建てる。それは、光が差し込んでくる、ということです。そして、光の照らすところには暖かさがあり、そこから命が芽生えます。同様に、教会にはキリストの命が、このお方の復活の命があります。あらゆる力に打ち勝つ命をお持ちのキリストが、その命を私たちにくださるのです。この命をいただく時、私たちが進むべき方向が確かなものとなるのです。 教会に集い、キリストからの命を頂く。それは私たちにとって、人生のオリエンテーションなのです。