2008年8月9日(土)弱い時にこそ強い

おはようございます。盛岡教会の久保田証一です。
主イエス・キリストの使徒パウロは、体に何か病気か、不自由な所があったようです。彼はそれを取り去ってくれるように主に祈ったのですが、主は言われました。

「わたしの恵みはあなたに十分である。力は弱さの中でこそ十分に発揮されるのだ。」

自分が弱いときにこそ、キリストの力が自分に宿るということを彼は悟ったのでした。私たちは、自分に弱さや病気、不自由な所がある時、それを受け入れるのはそう簡単なことではないでしょう。
弱さの中にある時こそ、自分の力ではなく主の力が発揮されることをパウロは教えられたのでした。神などに頼らず、自分で人生を切り開いていくという勇ましい言葉を私も聞いたことがあります。自分の力という鎧をまとっているような感じです。しかし人間の力は限られたものです。行き詰まってしまうこともあります。そのような自家製の鎧を自分から取り外して主キリストにより頼むことによって、その力をいただくことができます。
自分の弱さを認めて、その弱さの中に、主の力が宿ることを求めてみてはいかがでしょう。
旧約聖書の詩人は次のように歌いました。

「神こそ、わたしの岩、わたしの救い、砦の塔。わたしは決して動揺しない。」詩編62編2節