2010年9月25日(土)病気になって良かった

いかがお過ごしでしょうか。仙台教会の吉田です。
こんなお話を読んだことがあります。

女手一つで育てたかわいい二人の娘さんのご長女に、ある時白血病の宣告がなされました。お母様にとっては、それはまさに御自分が死刑宣告を受けたようでありました。「なぜわが子だけが」とお母様は泣き叫びましたが、その声もむなしく娘さんは回復不能な状態になりました。このままで終わりにしたくないと思った母親は、ある日教会の門をたたきます。やがて母親が、次に娘さんがイエス様を信じ、娘さんはベッドで寝たまま洗礼を受けました。その一年後、娘さんは静かに息を引き取り、その短い地上の生涯を終えられました。しかし、その死の直前、娘さんは付き添うお母様に対し、このようにおっしゃったというのです。「ママ、病気になってよかったね。だってイエス様に会えたんだもの」。

病気になってよかった。みんなが言える言葉ではないかもしれません。しかし、健康だけでなく病気さえも、神様の恵み深いご計画だと受け止める心を持つ人は幸いだと思うのです。