2013年12月14日(土)愛の衣

 いかがお過ごしですか。仙台教会の吉田です。
 聖書の中のヨハネの黙示録という書物は、面白い書物です。いろいろなことを象徴を用いて表現しているからです。さて皆さんに問題です。今からお読みする黙示録の言葉は、一体誰のことを表現しているのでしょう。当ててみてください。

 「見よ、白い馬が現れた。それに乗っている方は、『誠実』および『真実』と呼ばれて、正義をもって裁き、また戦われる」。(19:11)白馬の騎士ですね。でもこれだけではわからないかもしれません。もうちょっと読んでみます。「また血に染まった衣を身にまとっており、その名は『神の言葉』と呼ばれた」。(19:13)

 お分かりになりましたか? そうです。「神の言葉」と呼ばれたイエス・キリストのことです。この方の衣が血に染まっているのは、十字架でわたしたち罪深い者のために血を流してくださったからです。別な言い方をすれば、それは愛の衣だということです。イエス様が、その全生涯を通して伝えようとされた「正義」と「真実」にあふれた「神の言葉」は、いつでも愛の衣をまとっているのです。