2016年12月10日(土) 広岡浅子‐鬼が天使に

 被災地の皆さん、お早うございます。仙台めぐみ教会の魚本マーレーです。
 NHK朝ドラ「あさが来た」を興味深く見ていたのです。皆さん、ご存知でしょうか。「九転び十起き」。日本初の女子大学、日本初生命保険会社、九州炭鉱事業創業にかかわった、あささんのモデル広岡浅子は、クリスチャンになったのです。1911年(明治47年)、62才。

 浅子は、「わが身の傲慢(ごうまん)な事がわかり、今までの生涯が、恥ずかしくも馬鹿らしくも思われ、改悔(かいげ)(悔い改め)の念に堪へ(たえ)なくなりました」と残しています(いのちのことば社出版、「浅子と旅する」)。

 聖書には「…善を行う人はいない。一人もいない…神を求める人はいない…」とあります。ローマの信徒への手紙からです(ローマ3章10節、11節参照)。
 大阪教会に通い始めた浅子は、自分は神の前に、「罪人」であることを理解するのに時間がかかった、とあります。

 インターネットによると、それまでに怖い者のない浅子について、家の使用人たちがこう言ったそうです。「鬼が天使になった」と。
 聖書にはまたこうあります。「…自己中心や虚栄からすることなく、へりくだって、互いに人を自分よりもすぐれた者と思いなさい…。そのような心構えは、キリスト…のうちにも見られるものです」と。フィリピの信徒への手紙からです(フィリピの信徒への手紙2章3節、5節参照)。
 有難うございます。