2018年4月14日(土) 復活から昇天まで(2)

 おはようございます。仙台教会の元牧師、首藤正治です。
 今朝は、ルカ福音書24章にある「エマオ途上での出来事」についてお話しします。

 二人の弟子が、婦人たちから復活されたイエスに出会ったとの報告を受けたのに、まだ信じきれないで、エマオ、エルサレムから北西約12キロほど離れた町へ向かった時のことでした。二人は道中、生前イエスが復活を約束されたこと、婦人たちが既に出会ったこと、しかし自分たちはまだ復活のイエスに出会っていないことなどを話し合っていました。

 すると突然、一人の人が歩きながら会話に入ってきました。「何の話ですか?誰のことですか?」と。
 そこで二人は「ナザレのイエスのことです。」と答えました。しかし二人は心の目が遮られていたので、イエスとは気づきませんでした。

 三人はエマオ近くまで来ましたが、夕方になったので泊まることになりました。
 食事の席に着いた時です。パンを取り、賛美の祈りを唱え、パンを裂かれた姿を見て目が開け、イエスだと気づかされました。

 頑なな心を開いて信じるように導いて下さったのは、主イエスご自身であり、イエスの慈しみと愛です。私たちもこのイエスに委ねましょう。