2015年6月2日(火) リジョイス6月号「あのヒトこのヒト」-奏楽の喜び ジョイクリゲスト:川村有紀さん(仙台カナン教会会員)

 ほほえみトークでは、月刊誌「リジョイス」との連動企画を行っています。原稿は番組からの抜粋要約となっており、月刊誌「リジョイス」のコラム欄でもご覧になれます。

【Q】教会に足を運んだきっかけは?

 ミッションスクールに通い、特に中高時代は毎朝礼拝がありました。「わたしにも救いがあるだろうか……」とずっと求めていたような気がします。学校の礼拝オルガニストとして奉仕しており、もっと勉強したい!バッハのような教会音楽家になりたい!という夢をもって大学ではパイプオルガンを専攻していました。入学してすぐオルガンの先生に「今度教会にオルガンが入るからいらっしゃい」と誘われ、初めて教会に足を運びました。

【Q】洗礼への決心は?

 一生懸命学びたいと思っていながら、一方で精神的な病のために休学という事態、焦りの気持ちと不安を抱えていました。でも不思議とその頃、神様ならわたしを救ってくださるのではないかと思うようになり、この辛い毎日から救われたい一心で2003年12月21日、クリスマス礼拝の時に洗礼を受けました。ところがその後、急性期の激しい症状のため、二度の入院。大学は退学し、夢も希望も可能性も何もかも断たれ、自分には生きている価値がない、と思うこともありました。
 そんな時にわたしを助けてくれた御言葉は、毎週礼拝で招きの言葉として聞いていた「疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう。わたしは柔和で謙遜な者だから、わたしの軛を負い、わたしに学びなさい。そうすれば、あなたがたは安らぎを得られる。わたしの軛は負いやすく、わたしの荷は軽いからである。」(マタ11章28〜30節)でした。イエス様が一人では背負いきれない悩みも、困難も背負ってくれて、共に歩んでくださること、弱く、何もかも失ってしまったわたしをも招いてくださっていることがわたしにとって希望の言葉となりました。

【Q】奏楽奉仕者としての恵みを。

 奏楽を神様に捧げること、心を合わせて賛美していくためにわたしは何をしたらよいか祈り、できる限り工夫をしています。また、奏楽をすることで神様からの御声というか息というかそういったいきいきとしたものを感じることがあり、奏楽の喜びと恵みだと思っています。

【Q】これからの願いや祈りは?

 よりよい奏楽をお捧げできるように、必要なことをたくさん学んでいきたいです。
 また、夫が求道中なのですが、彼と共に過ごす中で、わたしの信仰がより豊かに成長させられたと感じとても感謝しています。ここ1年くらい仕事の関係で忙しかったので、これからは、月に1回でも多く共に礼拝にあずかることができるように祈っています。