2016年9月6日(火) リジョイス9月号「あのヒトこのヒト」-主のなさることはすべて必要なこと ジョイクリゲスト:堀瑛子(尾張旭教会会員)

 ほほえみトークでは、月刊誌「リジョイス」との連動企画を行っています。原稿は番組からの抜粋要約となっており、月刊誌「リジョイス」のコラム欄でもご覧になれます。

【Q】聖書との出会い

 わたしは、1940年横浜生まれ、生後10か月で満洲へ。その後終戦近くに日本に帰国しました。明治生まれの父が持っていた文語体の聖書が初めての出会いです。表紙は写真を何枚も張り合わせたようなしっかりした聖書でした。また表紙の焦げ跡も覚えています。高校生になって、美術の先生がクリスチャンで名画などをプレゼントしていただきましたが、当時のわたしにとって聖書は遠い存在でした。

【Q】キリスト教会への導き

 結婚し娘二人も与えられましたが「わたしはどのように生きていけばよいのか?」と考え始め、日本では「40にして惑わず」と言われますが、わたしは42で惑い始めてしまったのです。道を求めて「生きること」の講演会にも行ってみましたが満足せず、自宅から5分の所にある尾張旭教会を通りがかりに見つけ、電話もせずに伺いました。林豊彦先生はすぐ訪問してくださり、日曜日の礼拝を勧めてくださいました。礼拝は何よりも嬉しい時間となり、だんだんと主のご計画を確信するに至りました。

【Q】み言葉の恵み

 主は、「そこを出て、山の中で主の前に立ちなさい」と言われた。見よ、そのとき主が通り過ぎて行かれた。主の御前には非常に激しい風が起こり、山を裂き、岩を砕いた。しかし、風の中に…地震の中に…火の中にも主はおられなかった。火の後に、静かにささやく声が聞こえた(王上19章11,12節)。

【Q】雀のお宿との出会い

 自宅が区画整理の状況の中、今後のことを心配してくださった小原長老が「雀のお宿に住む気ない?」と聞いてくださいました。そのとき、長老さんは度々お宿の雑草の手入れに通っておられました。60歳を前にして、私たち夫婦は、「森の中で暮らすのもいいね」と軽い気持ちでお話を伺いました。「自分で雀のお宿を修理しながら住める人」をと願っておられ、主人の実家は建設会社でしたのでノウハウはありました。寂光荘に住まわせていただくようになって早16年目になりました。
 中部のジュニアサマーキャンプの開催と共に、ブラジル教会の皆さん、コーラスグループの合宿、未就園児の森の幼稚園、ドイツの大学オーケストラや、ドレスデン吹奏楽団、マルチン・ルター教会合唱団もいらっしゃいました。今年もまたサマーディズが主の祝福の内に行われました。感謝、感謝です。新たな宿泊施設の募金も始まりました。全国からのお支えに感謝致します。