2009年1月18日(日)詩編3編 救いは主のもとにあります


ダビデがその子アブサロムを逃れたとき。
身を横たえて眠り
わたしはまた、目覚めます。
主が支えていてくださいます。
救いは主のもとにあります。
あなたの祝福があなたの民の上にありますように。(詩編3:1,6,9)

 冒頭の聖句は、敵となったわが子に追い詰められて、王宮から逃げ出したダビデをあらわしています。多くの者は、「彼に神の救いなどあるものか」と言ってダビデを笑い飛ばしました。しかし、ダビデは、絶望しませんでした。助かる見込みのない世界のど真中で、助けを求めて主に叫びます。絶望からではなく、信仰による希望をもっての叫びです。「神はわたしをお見捨てにはならない」と。

 神は、ダビデとの交わりを保っておられます。ダビデは、そのことを信じ、祈りました。ダビデは、祈りが聞かれることを確信します(5節)。そして、ダビデは、恐れを取り除いていただいて、安らかに眠り、新しい朝を迎えます。

 実は、ダビデが信じたのは、未だ見ていないキリストです。そのキリストが、私たちのために天から来られ、罪を滅ぼすために死から、立ち上がってくださいました(8節)。

 私たちは、人から責められることが重なると、周囲は皆、敵ばかりに思えてきます。そのなかで、復活の主イエスを信じて、「救いは主のもとにあります」と祈りましょう。