2009年2月20日(金)マタイ17章 起きなさい、恐れることはない


イエスは近づき、彼らに手を触れて言われた。
「起きなさい。恐れることはない。」(マタイ17:7)

 偉大なる神の前にじかに立たされる感覚とは、どのようなものでしょうか。弟子たちは、この「変貌の山」でそれを先取りして味わいました。彼らは非常に恐れて地にひれ伏し、顔を上げることができませんでした。神の偉大さを前にして、自分を米粒のように感じることでしょう。

 さらに、罪の自覚があるときに突然神の前に立たされたならば、どうでしょうか。堕落したアダムとエバがそうだったように、自分の小ささ、弱さ、罪に耐えられず、それを覆い隠すために思わず身を隠す以外にありません。

 けれども、私たちが恐れず安心して父なる神の前に立てる方法があります。それは主イエスが一緒にいてくださる時です。主は、おびえる者に近づき、手で触れ、力づけて、抱き起こしてくださいます。悔い改めて、主の御手にすがりましょう。

 この主がいらっしゃるからこそ、弱い者でありながら、神の前に出ることができます。主イエスが一緒にいてくださるので、今や神の愛する子らの一人とされ、安心して父なる神に顔を上げることができます。恐れずに、主と共に歩みましょう。