2009年4月24日(金)1コリント8章 あなたの自由に気をつけなさい


ただ、あなたがたのこの自由な態度が、弱い人々を罪に誘うことにならないように、気をつけなさい。(1コリント8:9)

 コリントの町の市場では、偶像の神殿で犠牲として献げられた肉が売られていました。信者の中で、これは偶像に献げられた肉だから、食べないという人たちがいました。一方、ある人たちは、唯一の神、父である神と唯一の主、イエス・キリストだけがおられて、世の中には偶像の神などはない、と言って平気でその肉を食べていました。さらに、彼らは同じ理由で、偶像の神殿で行われる共同の食事の席にも着いていました。

 このような状況の中で、肉を食べなかった人々は、平気で肉を食べる人たちに影響されて、その意味をよく理解もせず、確信もなく、偶像に献げられた肉を食べてしまうということがありました。その結果、彼らは弱い良心が傷つき、信仰につまずいてしまいました。

 パウロは、偶像についての知識によって自由に生きている人々に命じています。「自分の自由な生き方が、偶像について確信がもてない人たちを罪に誘い、弱い良心を傷つけることがないように」と。私たちも自分の自由な生き方が、人のつまずきとならないように気をつけましょう。