2009年5月28日(木)ガラテヤ1章 福音の真理のための激しさ


わたしたちが前にも言っておいたように、今また、わたしは繰り返して言います。あなたがたが受けたものに反する福音を告げ知らせる者がいれば、呪われるがよい。(ガラテヤ1:9)

 「呪われるがよい」とは、神から見捨てられてしまえ、と言うことです。究極の威嚇の言葉です。使徒パウロは、ガラテヤの信徒たちの前に仁王像のような怒りの形相で立ちはだかります。

 パウロが去った後、信仰の幼いガラテヤの信徒たちは、偽りの伝道者が教えた「ほかの福音」に、乗り換えようとしました。彼はここで、主イエスとその福音の真理を取り戻すための霊的な戦いを挑みます。

 キリストは、神の恵みと平和を私たちに与えるために、父なる神の御心に従い、ご自身を十字架に献げてくださいました。それは、私たちが受けるべき神の呪いを、代わりに受けてくださった事です。私たちがこの救いにあずかるためには、神の側の御業をただ信じ、受け入れるだけで良いのです。

 今も、福音の単純な真理を破壊し、あいまいにする主張が、教会の内外にあります。福音の真理にしっかりと立ち続ける信徒、教会になるためには、いつの世にも、霊的な戦いがあります。福音の真理のために、御言葉をもって臆せず戦いましょう。