2009年6月2日(火)ローマ8章 新しい命を与えられる聖霊


もし、イエスを死者の中から復活させた方の霊が、あなたがたの内に宿っているなら、キリストを死者の中から復活させた方は、あなたがたの内に宿っているその霊によって、あなたがたの死ぬはずの体をも生かしてくださるでしょう。(ローマ8:11)

 「人は、新たに生まれなければ、神の国を見ることはできない」(ヨハ3章3節)とありますように、私たち人間は、生れながらには霊的に死んだ状態にあります。新しく生まれなければ、霊的な善を行うことも、神を信じることも、永遠の命を受けることもできません。そこで、新しく生まれるためには、神の側からの働きかけが必要です。主は「霊から生まれたものは霊である」(ヨハ3章6節)と言われました。

 霊的に死んでいる私たちを、もう一度「再創造」されることで、「生きた者」として生き返らせるのは聖霊の働きです。そのために聖霊は、私たちの心の内側に働きかけてくださいます。しかも、単に新しい力を与えるというだけではなくて、私たちの肉の性質を造り変えて、全く新しくしてくださいます。それによって私たちは、死から命へと移され、復活の主の命に生かされ「永遠に生きる者」となりました。

 私たちは、「神の子とする霊を受けた」(ロマ8章15節)のですから、この霊によって、「アッバ、父よ」と祈る者とされています。