2009年7月2日(木)3ヨハネ 真理に生きる


兄弟たちが来ては、あなたが真理に歩んでいることを証ししてくれるので、わたしは非常に喜んでいます。実際、あなたは真理に歩んでいるのです。(3ヨハネ3)

 真理に歩むという言葉(3節)は、「真理に生きる」、「真理を生活する」とも訳せます。神の言葉を学んで、聖書の真理を頭のなかに持っていても、それだけでは絵に描いた餅のようなものです。真理は生活を形づくり、生活の中で実践されるものです。

 そのために大切なことは、御言葉を霊の食べ物として食べて、咀嚼し、吸収してわが身の栄養にしなければならないことです。そうするならば、真理はわたしたちの内で生ける力、活動する力としてその生命力を発揮するでしょう。

 主ご自身が「真理」です(ヨハ14章6節)。真理に歩むとは、キリストと共に歩むことであり、キリストを生きることであり、キリストの思いを自らの思いとして生活することです。

 救われた人がそのように生きていると耳にするとき、伝道者の喜びはいかばかりでしょうか。ヨハネは、ガイオのことで大いに喜んでいます(3、4節)。真理に歩む人は、伝道者を直接に助け(5節)、また、信仰に生きる姿により、伝道者を力づけることができるのです。