2009年7月19日(日)詩編26編 わたしは完全な道を歩きます


わたしは完全な道を歩きます。
わたしを憐れみ、贖ってください。(詩編26:11)

 「完全な道」とはどんな道でしょうか。神はアブラハムに言われました。「あなたはわたしに従って歩み、全き(完全な)者となりなさい」(創17章1節)。これは、アブラハムに対してだけではなく、すべての信仰者に「あなたは、あなたの神、主と共にあって全き(完全な)者でなければならない」(申18章13節)と命じられていることです。主イエスも「あなたがたも完全な者となりなさい」(マタ5章48節)と言われました。「完全な道」とは、主に従って歩む道です。

 ところで、主と共に、主に従って歩んでさえいれば、いっさい困難がないということではありません。「無垢な(完全な)人」だったと繰り返し紹介されるヨブの姿を黙想してみましょう。神に従って歩んでいても、ヨブのような試練に遭うことがあります。ただ、そこで私たちは祈ることができます。「わたしは完全な道を歩きます。わたしを憐れみ、贖ってください」と。私たちを憐れみ、贖ってくださる方が確かにおられるということを、苦難の中にあるときにこそ覚えましょう。