2009年7月25日(土)使徒11章 主の助けによる伝道


主がこの人々を助けられたので、信じて主に立ち帰った者の数は多かった。(使徒11:21)

 伝道によって、人は主イエスを受け入れて教会員になります。それが、何の力によるのかをこの箇所は教えています。ずばり、主の助けによってです。「主がこの人々を助けられたので、信じて主に立ち帰った者の数は多かった」のです。

 主の助けによって、アンティオキア教会は誕生しました。ステファノの迫害以後、エルサレムから追われたユダヤ人は、各地に散らされ、そこに生きるユダヤ人に伝道しました。しかし、アンティオキア教会では、キプロス島やキレネから来た信者たちによって、ギリシア語を話す人びとに福音が伝えられました。主の助けは、まず、伝道する人たちに示されました。そして、主の助けは、御言葉を聞いた人びとに与えられ、多くの異邦人信徒を誕生させました。

 伝道の希望と確信は、この「主の助け」にあります。これは、神が完全であるように、完全な助けです。主が十字架と復活によって救いを実現されたように、伝道もまた、主の完全な助けにより導かれています。神は、主の助けを信じ伝道する者の祈りに、必ず、答えてくださいます。