2009年8月7日(金)使徒16章 家族の救い


(看守は)二人を外へ連れ出して言った。「先生方、救われるためにはどうすべきでしょうか。」二人は言った。「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたも家族も救われます。」そして、看守とその家の人たち全部に主の言葉を語った。(使徒16:30-32)

 パウロとシラスが入れられた牢の看守とその家族は、劇的に回心しました。その際、彼らが語ったことは、「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたも家族も救われます」です。回心が劇的に起こるにせよ、そうでないにせよ、基本的な教えは同じです。

 パウロたちは、看守とその家の人たち全員に主の言葉を語りました。パウロたちは、看守だけを救いたかったのではありません。看守との出会いを通して、その家族にも福音を伝えることを願っていました。

 私たちは家族伝道の難しさを知っています。家での自分の生活を知っている家族だから、伝道しにくいこともあるでしょう。しかし、私たちの敬虔な生活が、家族を救うのではありません。劇的な回心でなかったにせよ、自分を造りかえてくれた福音を、家族が聞いてくれることを祈りつつ待ちましょう。

 福音を聞くことから、信仰は始まります。「実に、信仰は聞くことにより、しかも、キリストの言葉を聞くことによって始まるのです」(ロマ10章17節)。