2009年8月29日(土)使徒26章 宣教の確信


パウロは言った。「フェストゥス閣下、わたしは頭がおかしいわけではありません。真実で理にかなったことを話しているのです。」(使徒26:25)

 パウロの宣教は、強い確信をもってなされました(1テサ1章5節)。しかし、一方で、聖書も神の力も知らないフェストゥス総督からは「お前は頭がおかしい」と言われました。

 パウロは、それを問題としません。それは、パウロ自身、「わたしは頭がおかしいわけではありません。真実で理にかなったことを話しているのです」(25節)と答えています。パウロは、福音を語る前に、福音について「真実で理にかなった」ことだと強く確信しています。

 他方、聖書に造詣があるアグリッパ王は、彼の教えに説得力を感じて言います。「わたしを説き伏せて、キリスト信者にしてしまうつもりか」(26節)。そして、パウロは、「今日この話を聞いてくださるすべての方が、私のようになってくださることを神に祈ります」(29節)とまで言って、大胆に信仰に招いています。

 囚人パウロが、総督と王に対して、自分のようになることを勧めています。総督や王にまさる幸いにパウロは生きています。私たちも、確信を祈り求めて聖書を学び、臆することなく、伝道しましょう。