2009年9月4日(金)使徒28章 私たちも


パウロは、自費で借りた家に丸二年間住んで、訪問する者はだれかれとなく歓迎し、全く自由に何の妨げもなく、神の国を宣べ伝え、主イエス・キリストについて教え続けた。(使徒28:30-31)

 使徒言行録の後半は、パウロの働きを多く書いています。それは、パウロ個人への関心によるのではなく、パウロがなした異邦人伝道への関心によるものです。

 さて、パウロは今、ローマで「全く自由に何の妨げもなく、神の国を宣べ伝え、主イエス・キリストについて教え続けて」(31節)います。これは、「あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。……わたしの証人となる」(1章8節)とあるとおりです。神は、パウロを証人となるように整えてくださっただけではなく、自由に妨げなく語ることができる環境をも備えてくださいました。

 この御言葉は、パウロにだけ実現した約束ではありません。パウロを証人としてくださった聖霊は、私たちの上にも降っておられるのです。キリストの証人として生かされるとはどういうことかが、パウロや使徒たちを通して示されました。私たちも、「全く自由に何の妨げもなく」(31節)語らせてくださる主に依り頼み、どこに遣わされても、大胆に語りましょう。