2009年10月20日(火)士師14章 主の霊による解決に信頼する


サムソンは父母と共に、ティムナに向けて下って行った。ティムナのぶどう畑まで来たところ、一頭の若い獅子がほえながら向かって来た。そのとき主の霊が激しく彼に降ったので、彼は手に何も持たなくても、子山羊を裂くように獅子を裂いた。(士師14:5-6)

 サムソンはペリシテ人の町ティムナにいた一人の娘に心をひかれます。その娘を自分の妻に迎えたいというサムソンの強い願いを退けることができずに、父母はサムソンと共にティムナに向かいました。

 その時に、ぶどう畑で、獅子がサムソンに襲いかかります。サムソンにとっての試練です。けれども、この試練は主の霊が激しく降ることによって解決を与えられました。サムソンは、主の霊の力によって、獅子に勝利することができたのです。

 私たちは、サムソンの怪力が獅子との戦いの勝利の原因であるかのように思うのかもしれません。しかし、獅子との戦いの勝利の理由は、サムソン自身の力にあるのではありませんでした。主の霊の力によるのです。

 私たちも、日常の信仰生活で、さまざまな試練を体験しています。しかし、信仰者には主の霊、聖霊が与えられています。サムソンとは異なる仕方ですが、私たちを助けてくださる聖霊の御力は、偉大です。どのような試練も、このお方の導きと御力によって解決されること、そこに私たちの信頼を置きたいのです。