2009年10月21日(水)士師15章 主の恵みに信頼して祈る


神はレヒのくぼんだ地を裂き、そこから水が湧き出るようにされた。彼はその水を飲んで元気を取り戻し、生き返った。それゆえ、その泉はエン・ハコレ(祈る者の泉)と呼ばれ、今日もレヒにある。(士師15:19)

 ユダの人びとがペリシテ人を恐れてサムソンを捕らえ、二本の縄で縛り上げ、ペリシテ人の町レヒに連れて行ったとき、主の霊が激しく降り、縄は簡単に切れてしまいました(14節)。サムソンは、真新しいろばのあご骨を拾い、それによって、多くのペリシテ人と戦い、勝利したのでした(15、16節)。その後、サムソンは非常に喉が渇き、主に祈りました。「あなたはこの大いなる勝利を、この僕の手によってお与えになりました。しかし今、わたしは喉が渇いて死にそうで…」(18節)。

 サムソンは、勝利が主によって与えられたことを感謝し、そして素朴に自分の必要について願いました。主はその信頼のゆえに、生きるための水を与えてくださいました。主からの水によりサムソンは元気を取り戻しました。そのことの記念として、泉は「祈る者の泉」と呼ばれました。

 主の恵みに信頼して祈る者の祈りを、主は聞き入れてくださいます。私たちもまた、主の恵みに信頼して祈るとき、主は必要な一切を、飢え渇く魂の必要をも含めて、お与えくださるのです。