2009年12月7日(月)ホセア13章 唯一神信仰


わたしこそあなたの神、主。エジプトの地からあなたを導き上った。わたしのほかに、神を認めてはならない。わたしのほかに、救いうる者はない。(ホセア13:4)

 ホセアは、まことの神を誤認し、否認する民に向かって、主こそ、「エジプトの地からあなたを導き上った」神であることを告げています。主は、出エジプト以来、ご自身が唯一の神であることをイスラエルに啓示され続けてきました。

 4節の「認めてはならない」は、直訳すると「知ってはならない」です。解釈を込めて訳すと、「あなたはわたしのほかに神を知らないはずだ。わたしのほかにあなたを救うものはないのだから」となります。ここは、出エジプト以来の、神とイスラエルの本質的な関係を述べています。イスラエルは、この神を体験的に知ったのです。民は、神の数が「一」であるから唯一神を信じるという以上に、わたしをお救いくださったお方はこの神以外にはおられないという実践的唯一神信仰に導かれました。

 大切なことは、他の神に依り頼まないという排他性です。あらゆる宗教的混交を拒否する信仰です。神との唯一無二な特別な関係は、主を唯一の神として認め崇める信仰の排他性を要求しています。ですから、愛と誠実をもって唯一の神に従いましょう。