2009年12月16日(水)出エジプト4章 神の熱心


主は彼に言われた。「一体、誰が人間に口を与えたのか。一体、誰が口を利けないようにし、耳を聞こえないようにし、目を見えるようにし、また見えなくするのか。主なるわたしではないか。さあ、行くがよい。このわたしがあなたの口と共にあって、あなたが語るべきことを教えよう。」(出エジプト4:11-12)

 神はイスラエルの民を救うためにモーセを選び、モーセを遣わそうとされました。しかし、モーセは神の召しに躊躇するばかりです。そのようなモーセに神はさまざまなしるしを提示して彼を説得します。今日のテキストにより、神が人間の救いのためにどんなに熱心であるかを端的に知ることができます。

 私たちは旧約聖書全体を通して、神がイスラエルの民のために、いや人類の救いのために、夜も昼も見守って助けてくださることを確認することができます。そして、そのような神の熱心は、自ら人となりこの世に来られ、十字架の死を成し遂げてくださることによって完成されました。神は今も、聖霊を通して私たちと共にいてくださいます。

 特に4章から、神の助けの細やかさを覚えましょう。神は、語ることに不安を抱くモーセにアロンを代弁者として与えてくださいました。また、神は、モーセの「口と共にあって、あなたが語るべきことを教える」とまでお語りくださいました。私たちの救いのために今も働いておられる神の熱心さを覚え、神に従いましょう。