2009年12月23日(水)ルカ2章 心の馬小屋に


マリアは月が満ちて、初めての子を産み、布にくるんで飼い葉桶に寝かせた。(ルカ2:6-7)

 最初のクリスマスに御子イエスと信仰者たちが出会った場所は、馬小屋でした。羊飼いたちは、馬小屋で主にお目にかかったのです。では私たちは、どこで御子イエスと出会うのでしょうか。「キリストがもし千回ベツレヘムに生まれても、あなたの中でなければ無意味である」とは、シレジウスという信仰の詩人のことばです。ベツレヘムの馬小屋は、私たちの心の中にもあります。今もきっと、御子は塵一つなく掃き清められた客間ではなく、暗くて悪臭のする心の馬小屋をお選びになるでしょう。

 御子とお会いするために、私たちは自分で自分をきれいに装う必要はありません。新しい服や靴もいりません。なぜなら、御子イエスが私たちを装ってくださるからです。自分で自分をきれいに清める必要もありません。御子イエスが私たちを清くしてくださるからです。ですから、羊飼いがぼろぼろの服のまま御子とお会いしたように、あるがままの姿で御子にお会いしてよいのです。安心し、心を開いて、御子イエスを迎え入れてください。