2009年12月28日(月)出エジプト5章 礼拝を献げるための戦い


その後、モーセとアロンはファラオのもとに出かけて行き、言った。「イスラエルの神、主がこう言われました。『わたしの民を去らせて、荒れ野でわたしのために祭りを行わせなさい』と。」(出エジプト5:1)

 モーセとアロンは、エジプトの王ファラオに、イスラエルの民を連れて荒れ野に出て行き、神のために祭りを、つまり礼拝を献げさせて欲しいと求めました。しかし、ファラオはこれを拒みます。神の力を認めず、高慢になり「わたしは主など知らないし、イスラエルを去らせはしない」と対抗してきました。このように、まことの神を知らない多くの人は、このように神を拒み、神に対抗しようとしています。

 モーセたちが、この求めをファラオにおこなったことで、イスラエルの労働条件は、過酷さの極みに達します。すると、民は、礼拝を勝ち取るために戦うモーセに対して、不平と愚痴をこぼします。王にも民にも理解されず、礼拝実現に向けてのモーセの苦悩も深まるばかりです。

 このような心労を伴っても勝ち取られるべきものが、礼拝です。神から礼拝へと招かれている人は、礼拝の大切さを知っています。なによりも、神が神を礼拝する者を求めておられることを知っています。ふさわしい礼拝が毎週守れるように、神に祈り求めましょう。