2009年12月29日(火)出エジプト6章 わたしは主である


「わたしは、アブラハム、イサク、ヤコブに与えると手を上げて誓った土地にあなたたちを導き入れ、その地をあなたたちの所有として与える。わたしは主である。」(出エジプト6:8)

 モーセは神の命令通りに行いましたが、事態はもっと悪化し、モーセは「なぜ、この民に災いをくだされるのですか。わたしを遣わされたのは、一体なぜですか」(5章22節)とつぶやきながら、主のもとに帰りました。そのように帰ってきたモーセに、神は何度も「わたしは主である」と語られたのです。

 この神の名、「主(ヤハウェ)」は、「わたしはあるという者」という意味です。「ある」とは、現在のことだけではなく、神が「今おられ、かつておられ、これからもおられる、永遠の存在」であることを表しています。神は永遠の方ですので、神の約束は永遠に続きます。破られることはありません。神は、イスラエルの民を決して放置することなく、契約の祝福の内に守ってくださるというご自分の責任を自覚され、「わたしは主である」と語っておられるのです。

 かつてイスラエルを救い出された主は、今も、イエス・キリストを通して、私たちを贖い、罪の奴隷の生活から救い出してくださいます。死の力から私たちを救い出してくださった主を高らかに賛美しましょう。