2010年2月12日(金)黙示録4章 神賛美の力


玉座に座っておられ、世々限りなく生きておられる方に、これらの生き物が、栄光と誉れをたたえて感謝をささげると、二十四人の長老は、玉座に着いておられる方の前にひれ伏して、世々限りなく生きておられる方を礼拝し、自分たちの冠を玉座の前に投げ出して言った。(黙示録4:9-10)

 主イエスを信じれば、人生はバラ色どころか、逆に、信仰ゆえの苦しみが人生を襲うことがあります。しかし、主は苦難の傍らに栄誉と喜びとを備えていてくださいます。

 ここには、啓示のために「開かれた門」(1節)があります。ヨハネは、今後「必ず起こること」(1節)を見せていただくために、天上の門をくぐります。そこで見たのは、教会が地上で苦難を受けても、神の支配と栄光は揺るがず、天上では神の栄光と賛美が満ちている光景です。

 四つの生き物(天使)には、目が満ちていました(6節、8節)。神は、彼らを用いて全地を見渡して支配し、また、教会の苦難を完全に知っていてくださいます。その四つの生き物と24人の長老が、創造者・時を支配する方として、世界を導き、教会を守られる方として、神を賛美しています(8節、11節)。

 ヨハネは、天上のこの光景を見て、地上の教会に伝えました。すると、苦難のなかの地上の教会でも、栄光の主への賛美が高らかに始まりました。神賛美こそ、苦難のなかでの最大の励ましです。