2010年2月17日(水)出エジプト33章 仲保者モーセ


主はモーセに言われた。「わたしは、あなたのこの願いもかなえよう。わたしはあなたに好意を示し、あなたを名指しで選んだからである。」(出エジプト33:17)

 イスラエルの民は金の子牛礼拝によって、神の大いなる怒りを買いました。主とイスラエルの契約関係は、重大な危機に直面することになります。罪を犯した民に代わって、偶像礼拝に参加しなかったモーセが、神にひたすら赦しを請うています。

 神は、「わたしはあなたの間にあって上ることはしない」(3節)と言われました。しかし、モーセは、主が民と共に同行されることを懸命に願い続けました。モーセにとって一番重要なのは、神がイスラエルの民に伴ってくださることでした。神がイスラエルの民と共に居てくださることが、神の赦しの証しであり、祝福の中心であるからです。

 そして遂に主は、このモーセの願いをかなえてくださいました。神は、モーセを「名指しで」選ばれ、モーセに好意を示してくださいました。この神の愛のなかで、モーセは、神と罪を犯した民との間に立って、必死に民の罪を執り成しました。

 私たちには、モーセに優る仲保者、キリストが与えられています。私たちに対する神の祝福は、この確かな仲保者によって保証されています。