2010年4月15日(木)ヨハネ2章 三日で建て直してみせる


イエスは答えて言われた。「この神殿を壊してみよ。三日で建て直してみせる。」それでユダヤ人たちは、「この神殿は建てるのに四十六年もかかったのに、あなたは三日で建て直すのか」と言った。イエスの言われる神殿とは、御自分の体のことだったのである。(ヨハネ2:19-21)

 主イエスは、過越祭が近づいていたので、エルサレムに上って行かれました。そして、神殿において、「わたしの父の家を商売の家としてはならない」(16節)と言われ、商人たちを追い出すという宮きよめをなさいました。さらに、憤るユダヤ人たちに向かって、「この神殿を壊してみよ。三日で建て直してみせる」とお語りになりました。

 主イエスは、十字架の死の三日後に復活されました。このことによって、私たちが父なる神を礼拝する道が開かれました。ここで語られている神殿とは、復活のご自分の体のことでした。ヨハネは、主イエスの始められた歩みが何を目指すものなのかをこの宮きよめの出来事を通して伝えようとしています。

 主は「父の家」を建て直されます。それは、ご自分のためではありません。父の家が立ち続けられなければ、人が人として生きることができないからです。主は熱意を持って進まれます。主の恵みを喜び、感謝し、父なる神を礼拝しましょう。私たちの礼拝生活を通して、復活の主の体としての教会がこの地に立ち現れます。