2010年5月26日(水)ヨハネ14章 永遠の弁護者である聖霊


わたしは父にお願いしよう。父は別の弁護者を遣わして、永遠にあなたがたと一緒にいるようにしてくださる。(ヨハネ14:16)

 主イエス・キリストは、14章から16章で、御父と御子より出る聖霊についての約束を語っておられます。これらの章で、聖霊について最も多く用いられている言葉は「弁護者」、です。この言葉の意味は、「傍らに呼ばれた者」です。弁護者、助け主、慰め主、励まし手、などとも訳すことができ、いずれも聖霊の働きの多様性、豊かさを示しています。

 ここでの「弁護者」とは、神の右の座にあって私たちの罪の赦しのために弁護してくださる方です。本来これは、地上におられたときの主イエス・キリストのお働きでした。この主イエスの働きが、変わることなく続くために、天に帰られる主は「別の」弁護者として聖霊を送ってくださいます。主の傍らを歩んだ弟子たちにも劣らぬ祝福が、私たちの傍らで語りかけてくださる聖霊によって、今日も与えられています。

 聖霊なる神は、私たちのうちに内住し、いついかなるときにも共にいて、私たちを弁護し、助け、慰め、励ましてくださいます。永遠に共にいてくださる聖霊を信じて、感謝と賛美をささげましょう。