2010年6月1日(火)サムエル上16章 人の目に映ることではなく


しかし、主はサムエルに言われた。「容姿や背の高さに目を向けるな。わたしは彼を退ける。人間が見るようには見ない。人は目に映ることを見るが、主は心によって見る。」(サムエル上16:7)

 主は、サムエルにエッサイと共に食事をし、そこでご自身が告げる者に油を注ぐようにと命じられました。そこで選ばれたのは、誰も予想していなかったダビデでした。食卓にさえ招かれていなかった末っ子です。

 その際に主からサムエルに語られた言葉が、今日の聖句です。「心によって見る」主がダビデを選ばれた理由は、「目に映ることを見る」人には、隠されています(7節)。主ご自身が、親の目にも留まっていなかった少年を、すでに王として選んでおられました。今日、この不思議さに驚きましょう。

 また、自分の目で判断しようとしていたサムエル(6節)は、この主の言葉を聞き、思いを変えました。ダビデは見た目も良い人物(12節)でしたが、サムエルは、その外見で判断せずに、主の選びをそのまま受け止め、ダビデに油を注ぎました。

 その主が、私たちを選び、信仰を与えてくださいました。人の目に頼って判断するのとは全く違う主の選びが、私たちを支えています。主に感謝し、驚きつつ、主の目をもって、お互いを見つめましょう。