2010年7月19日(月)ゼカリヤ5章 悪は取り除かれます


彼は、「それは邪悪そのものである」と言って、かの女をエファ升の中に投げ返し、エファ升の口に鉛の重しを置いた。(ゼカリヤ5:8)

 5章と6章前半の三つの幻は、皆「全地に出て行くもの」であり、神による正しい裁きが速やかに確実に行われることを示しています。

 第6の幻は、空を飛ぶ巨大な巻物です。両面には、神の律法が記されていたのでしょう。巻物が通り過ぎると、悪がはびこるユダヤの地から、盗人や偽り誓う者が一掃されます。

 第7の幻は、空中を飛ぶエファ升の幻です。エファ升の中に邪悪な女が鉛の重しの蓋でしっかり閉じ込められ、そこから抜け出せないようにされています。この幻も神がユダヤの地から悪を取り除いてくださることを示しています。悪が、その力を奮い、思うがままに振舞っているように見えても、神の支配はやがて必ず実現します。主は、これらの幻によって、神の支配の確かさを伝えられました。悪の支配は、いつまでも続くことはありません。一時です。神が、それを取り除いてくださいます。

 そのことを覚えて、きょうも主に祈りましょう。「我らを試みに遭わせず、悪より救い出したまえ」と。そして、悪を斥け、善を行いましょう。