2010年8月20日(金)ルカ2章 救い主の場所


ところが、彼らがベツレヘムにいるうちに、マリアは月が満ちて、初めての子を産み、布にくるんで飼い葉桶に寝かせた。宿屋には彼らの泊まる場所がなかったからである。(ルカ2:6-7)

 救い主のために喜んで場所を提供した人は、当時のベツレヘムには一人もいませんでした。明らかに妊婦と分かる女性のために、泊まる場所を提供する者が、誰もいなかったのです。しかし、人びとはこの妊婦の胎内に救い主がおられたと知っていて拒んだのではありません。一人の困窮していた妊婦を拒むことによって救い主を拒んでしまうことになってしまったのです。このことによく注意を払っていただきたいのです。

 主イエスは後に「わたしの兄弟であるこの最も小さい者の一人にしたのは、わたしにしてくれたことなのである」(マタ25章40節)、とお語りになりました。あなたは、気付かないうちに、訪ねてくださっている主を拒んでしまってはいないでしょうか。あなたの心に救い主の場所は空いているでしょうか。

 目の前にいる人の必要を第一に考えること。それが、救い主に場所を提供することになり、それがまた救い主との深い交わりにつながっていきます。御言葉を読み、祈りをささげて、そのような心を一日の始めに準備しましょう。